環境バイオテクノロジー学会設立の趣意

 
 環境バイオテクノロジー学会は、20世紀末から今世紀にかけて出現してきた広範囲な環境問題に対処するために、国内の「環境」と「バイオテクノロジー」に関わる研究者と技術者が結集してつくられた学会です。人間社会の福祉の向上に寄与する環境バイオテクノロジーの研究・開発を推進することを目的として、1996年4月に前身となる環境バイオテクノロジー研究会が設立され、そして1999年7月に環境バイオテクノロジー学会が設立されました。

 わが国では、これまでもバイオレメディエーションやエコテクノロジーを始めとする、環境バイオテクノロジーに関する研究の大きな潮流があったものの、ややもすれば研究者や技術者個人の所属する研究開発機関における活動にとどまり、それらの連携には欠ける傾向がありました。そこで、個々の研究者・技術者が相互に研究や開発の情報を交換し合いそして研究開発の意欲を高めるための場を作り、基礎研究や応用的技術開発の成果を交換することによって環境バイオテクノロジー分野の加速的な発展に寄与することを趣旨として、この学会が設立されたのです。さらに、この学会は当該分野の国際的な発展にも寄与することを趣旨としています。

 環境バイオテクノロジー学会の目的は、環境問題へのバイオテクノロジーの適用の基盤となる環境バイオサイエンスの学理構築に資することで、かつその学理を広く応用した人間社会に役立つ環境技術の確立に資することです。本学会では、自然の諸原理を理解しようとする科学本来の立場からの研究者・技術者の自由な発想と創造の意欲、そして人間社会の福祉の向上に貢献しようとする意欲を最も大切にして、学会としての活動と事業展開をおこなっています。


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